【IELTSとはどんなテストなのか?】
IELTSとは、International English Language Testing Systemの略称で、英語を第一言語としない方の英語力を判断するテストの一つです。ケンブリッジ大学 ESOL Examinations、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Education Australiaにて協同で管理、運営されています。
テストにはAcademic Module (大学や他の高等教育機関への出願の為のテスト)とGeneral Training Module
(一般的な生活、仕事や、移住関係に関わる英語のテスト)の 2種類がありますが、このサイトは海外留学を目的にIELTSを勉強される方用に構成されていますので、Academic
Moduleに焦点を絞り解説しています。
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【2015年5月更新】
2015年3月に英国政府より、下記の3点が発表されました。
変更点@:IELTSテストの細分化
変更点A:SELT(ビザ申請で認められる英語力判定テスト)の変更
変更点B:公式な各テスト機関(テスト実施機関)の変更
以上の変更に伴い、受験者はIELTSの受験目的によって大きな影響を受けることになります。
詳しくはこちら(テストの申込方法)をご確認下さい。
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IELTS(アイエルツ)の過去と現在
IELTSは3〜4年前までは日本ではまったくといっていいほど馴染みのないテストでした。それが2006年10月を境に日本での認知度が急成長し、現在では受験予約も取りづらいほどの人気テストとなりました。その背景にはIELTSと目的を同じくするTOEFL(トフル)というテストの存在が少なからずあるようです。
TOEFLという海外留学を目指す方には欠かせないテストが、2006年10月にTOEFLCBT(コンピューターベーステスト)からTOEFLiBT(インターネットベーステスト)に変更されました。実はIELTSが日本で急成長を遂げた原因はこのTOEFLの変化にあることは意外と知られていません。
日本人にとってこのTOEFLiBTというテストは非常に難易度が高く、少し英語に堪能というだけではまったく歯が立たないという非常に難易度の高いテストでした、そのため海外留学を目指す学生が一斉にIELTSへの受験に変えたという訳です。現在ではその人気ぶりからイギリスの公的機関であるブリティッシュカウンシルでは管理がし切れず、現在では英検を管理する(財)日本英語検定協会が管理・運営を行っています。
現在では(財)日本英語検定協会のホームページでテスト開催日の確認やテストの受験予約等全て行うことが可能です。
→ IELTS(アイエルツ)申込方法について
※2015年4月より再度ブリティッシュカウンシル主導のIELTSが復活しました。現在英検とブリティッシュカウンシル両団体で受験が可能です(詳しくはこちらをご確認下さい)。
IELTS(アイエルツ)テストの概要と目的
少し前までは、北米への留学を目指す方は必ずTOEFLiBTの受験を義務付けられていました。IELTSと比べると非常に難易度の高いTOEFLのスコアで留学を実現させる必要があったのです。しかし昨今ではそういった状況も大きく変化し、現在では北米のほとんどの大学及び大学院でIELTSが認定されています。
IELTS(アイエルツ)テストのスコア
IELTSのスコア換算方法は皆さんご存じのTOEICやTOEFL、英検などと大きく異なり、1,0〜9,0のBand(バンド)というスコアで算出されることになります。0,5刻みでスコアが出ますので、TOEICやTOEFLと異なり少々ざっくりしたスコア換算になります。大学留学で必要なスコアは通常5,5以上、大学院で必要なスコアは6,5以上となっています。
→ IELTS(アイエルツ)テストのスコア
IELTS(アイエルツ)テストの受験申込方法
IELTS はTOEFLがCBTからiBTに変化を遂げた2006年を境に非常に日本での知名度を上げてきました。知名度の向上に伴い日本での受験希望者も急増し、以前はブリティッシュカウンシルという英国の公的機関が受験の申込、テストの運営などを管理していましたが、現在では英検の管理団体である(財)日本英語検定協会のホームページと共同で運営を行っています(2015年4月よりブリティッシュカウンシルのテストも復活しました)。
→ IELTS(アイエルツ)テストの受験申込方法
IELTS(アイエルツ)テストセクション別解説
IELTSテストは他の有名な英語力判定テストと同様に、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能で構成されていることに大きな変わりはありませんが、回答方法が記述方式であったり、スピーキングが対人の会話方式であったりと各セクションに非常に特徴があります。
→ リーディングセクションの解説
→ リスニングセクションの解説
→ ライティングセクションの解説
→ スピーキングセクションの解説
他のテストとの比較表
もし皆さんが海外留学のためにIELTSが必要なのであれば、TOEFLiBTというテストと比較する必要があります。また就職活動などでご自身の英語力のアピールに使用したいと考えていらっしゃるのであればTOEICというテストと比較する必要があります。
各テストにはそれぞれ大きな特徴があり、どちらが簡単でどちらが難易度が高いということは簡単には答えられないのが実情です。それぞれの特徴を詳しく把握し、ご自身にとってどちらのテストを選ぶべきか、ということを慎重に判断して頂きたいと思います。
→ TOEFLiBTテストとの比較
→ TOEICテストとの比較
IELTS(アイエルツ)
について詳しく知ろう
- セクション別解説
- ・リーディングセクション
- ・リスニングセクション
- ・ライティングセクション
- ・スピーキングセクション
- 他のテストとの比較
- ・TOEFLiBTテスト
- ・TOEICテスト