IELTSリスニング勉強法について:
リプロダクションの効果的方法
音声なしの暗唱が目標、
最終的には音声なしですらすら言えるようになることが目標です。
リプロダクションができるとスピーキングセクションも同時に伸びます!
皆さん、シャドーイングはもう経験されたでしょうか。最初は拙くても繰り返し行うことで、スクリプトにできるだけ近い形ですらすら言えるようになったら、次の段階に進みましょう。
いよいよリスニング対策の最終段階、リプロダクションです。 リプロダクションとはその名を通り、Reproductionと書きます。つまり聞いた内容をそのまましゃべってみる、ということです。
ではシャドーイングと何が異なるのでしょうか?
1.ディクテーション・・・書き取り
↓
2.シャドーイング・・・同時復唱
↓
3.リプロダクション・・・復唱
以上の流れで進んできた訳ですが、シャドーイングとはリスニング教材を再生したままとし、リスニング教材の後に聞いた内容を復唱することです。
しかしリプロダクションは、リスニング教材をある一定の箇所で停止し、その内容を復唱することが異なります。つまり聞いた内容について、ある程度のボリュームを暗記し、そのまましゃべることができないといけません。同時に復唱するシャドーイングとは大きく異なる点です。
しかも、その際できるだけリスニングで聞いた音やイントネーションに近づける必要があります。 補足ですが、ここでいう「できるだけ近い形」とは、ネイティブの音声があるおかげで何とかついていける、というものではありません。
世間一般のシャドーイングではそれでいいかもしれませんが、ついていくことを目標にしてしまうと、やはり効果が薄れてしまいます。IELTSのレベルを目指すのであれば、ネイティブの音声なしでも復唱できるようになること。ここを最終的な到達点にしてください。
リプロダクションの正しい方法について
シャドーイングの正しい方法を解説するうえでまず大事になるのが使用する教材です。使用する教材は、必ず既にシャドーイングまで完了している教材を使用して下さい。
なぜなら、一時停止して聞いた内容を暗記してしゃべるということは、想像しているより難易度が高く、ディシャドーイングで同時復唱が出来るようになった教材でないとなかなかリプロダクションすることができません。できないとモチベーションが格段に落ちますので、新しい教材で行うことはお勧めできません。
リプロダクションとは極論を言うと「ものまね」です。聞いた英語をうまくものまねできればリプロダクションは成功ということになり、初めてその教材は修了した、ということができます。
では皆さんが今まで「ものまね」をされたご経験があることを思い返してみて下さい。まっさきに思い浮かぶのは歌だと思います。カラオケで歌う歌の練習をされたことがある方は多いのではないでしょうか?
その際、最初から通しで練習することはないと思います。最初は出だしかサビが歌えるようになり、その後だんだんと歌える箇所を伸ばしていったと思います。
IELTSのリプロダクションというプラクティスもこれを同じです。つまり、聞いた英語をそのままの発音やイントネーションでしゃべれるようだんだん長さを伸ばしていけばいいのです。そして最後までその教材と同じ内容がしゃべれるようになったら、いよいよその教材は皆さんの身体の一部になったと言えます。
IELTS(アイエルツ)
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