IELTSリスニング対策方法について:
リスニングセクション出題傾向
リスニングセクションの対策は、
問題に精通するだけでなく効果的な回答ストラテジーを学ぶこと
リスニングセクションはスタートから回答までの流れが重要。
リスニングセクションを効果的に解くためには、その出題傾向などに精通することはもちろん最重要ですが、精通しているだけでは効果的な対策を行うことはできません。
問題は出題された設問に対してどのようにアプローチを行うか、ということです。ただ出題された問題を漠然と解いていても効果的な回答は生み出せません。常に実力以上のスコアを叩き出すことができるよう効果的な回答ストラテジーを意識しましょう。
IELTS Listening対策方法
ここではすぐに使えるIELTSリスニングセクションの具体的な対策方法を解説しています。ただ漠然と問題を解くのではなく、いかに効果的に問題を解くことができるのか、ということを常に意識し日々のプラクティスも行って下さい。
最初に登場人物と環境の把握をする:
リスニングがスタートする前に、ナレーターが必ず登場人物と話しが行なわれる環境の説明を行ないます。ここで必ず登場人物と環境の確認を行なうことが重要になります。登場人物の紹介と話が行なわれる環境を把握することでこれから話される内容を推測することができます。
Example:
Narrator “You will hear a conversation between John Mochan who wants to
learn Korean, and Nick Cleevely who is a receptionist at the International
Language Academy.”
上記のナレーターの解説により、
話し手:語学学校の生徒と受付
環境:語学学校の受付で登録するクラスについての相談
ということまで問題が始まる前に把握することができます。 この話し手と環境をしっかりと理解しておくことが続くリスニングの理解度に大きく影響します。
問題を最初に確認する:
リスニングセクションで最も大事な一つとして、必ず問題(設問)を最初に確認することが挙げられます。実際のリスニングが開始される前に、問題を確認する時間が約30秒用意されています。
実際のリスニングを聞く前に問題を読むことは非常に重要で、ボトムアップリスニング方法といい、これから聞くリスニングの内容を、どこに注意して聞けばいいかということが事前に分かります。場合によってはリスニングの内容を推測することもできます。例えば、
Example:
What TWO classes are offered at the International Language Academy?
1 Korean for University Classes
2 Korean for Business
3 Korean for Tour Guide
4 Korean for Teachers
5 Korean for Scientist
上記の質問を確認することによって、今回はリスニングの中でも韓国語のクラスの種類について言及している、そしてこの語学学校で開講されている韓国語のクラスは2種類開講されていて、問題を解くためにはその種類を把握する必要がある、ということまで分かります。
この問題を先読みできる30秒をいかに有効利用し、続いて流れるリスニングの内容をできるだけ推測しておくことが非常に重要となります。
練習問題を利用する:
リスニングの問題は始まる前に一問例で練習問題が行なわれます。ここで問題の出願方法や解答方法の練習をすることができます。練習できる問題は一問ですが、リスニングの最初のパートを練習問題用に聞くことができます。
通常リスニングは最初にメインアイデア(リスニングで話される目的や重要ポイント)を述べますので、この練習問題で今回のメインアイデアを把握することができることも非常に重要です。
リスニングを聞く前に内容を推測する:
最初にナレーターが話し手の紹介と環境説明を行ないます。その後出願問題を読むことができます。そこでリスニングの中でも何に注意して聞くのか、どのような会話(話)がされるのか、といったことを把握することができます。そして練習問題で今回のメインアイデアを把握することができます。
つまり、リスニングを聞き始める前に、話し手が話す環境、そして話のメインアイデアまで把握することができるのです。これがTOEFLと比べるとIELTSのリスニングを容易にしている理由です。
そしてそういった情報をもとに今回リスニングの内容をある程度把握することが重要です。
リスニング本番が始まる前に把握すること:
1) 話者はどういった人物か?
2) 設定環境(どのような場所)は?
3) 注意して聞くポイントは?
4) 今回のメインアイデア(話の目的)は?
以上をリスニング本番が流れる前に必ず把握しておくことが必要不可欠です。
【まとめ】
以上のように、IELTSのリスニングセクションは実際の問題が開始する前にどれだけ事前情報を入手できるか、ということが非常に重要となり、そのために、
@ 設問を事前に確認し聞かれる内容を把握する
A ナレーターの話で話し手と環境を把握する
B 練習問題を通してリスニングのメインアイデアを把握する
以上3点を常に意識しプラクティスを行う必要があります、
次のページでは各設問に対しての具体的な回答ストラテジーを解説していきます。
IELTS(アイエルツ)
対策方法について
- リーディング対策
- ・セクション概要
- ・出題傾向の把握
- ・リーディング対策方法
- ライティング対策
- ・セクション概要
- ・ライティングTask1対策方法
- ・ライティングTask2対策方法
- スピーキング対策
- ・セクション概要
- ・スピーキング対策方法